vol3. handmade Jewerly

ここ数年の状況下でライフスタイルや暮らし方が変化した方もいらっしゃるかと思います。

大変なことも多い世の中ですが、

精神的な部分で自分を振り返ると、より必要なものやコトが明確になり

気づいていなかったストレスをリリースし

本当の心の豊かさにフォーカスするようになったように感じます。

まさに風の時代なのかもしれません。

 

今回は自分でジュエリーを作り始めたきかっけについてのお話しです。

15年前に遡ります。

勤めていたジュエリー会社を辞めてプライベートで台湾に移住することになり

初めてゆっくり時間が出来たことにより

自分が欲しいものを少しづつ手作りするようになりました。

アロマテラピーの資格を取り、石鹸や化粧水を手作りしてみたり、

洋服をカスタマイズしてみたり、

その延長で自分が身に付けたいと思うようなピアスを天然石とワイヤーワークで作り始めました。

初めて作ったのは、植物の実や果実をモチーフに、色とりどりのカラフルな天然石をぷちぷちっと巻きつけたフープピアスの数々。

出来上がって並べて、可愛いとテンションが上がり1人で写真を何度も撮ったことを今でも覚えています。

不思議なことに、初めは自分のために作っていたのですが、

徐々に周りの友人から欲しいと言われて作るようになり、

そこから友人の友人、と知らない人からもオーダーが来るようになり、

ある日、自分も愛読していたある女性ファッション誌の編集やライター、スタイリストの方々からオーダーをいただいたことがきっかけとなり

そのまま誌面に編集部で流行っているものという企画で

掲載いただくことが決まり、

慌ててお問い合わせ先やウェブサイトを作ることになったのでした。

計画性も無く恥ずかしい話ですが、私のジュエリー作りのスタートは偶然から生まれたものだったのです。

そこから様々なご縁が重なり、

当時はあまりなかった雑誌の通販企画でジュエリーを販売するお話をいただいて、

自分が作るジュエリーを必要としてくれる方々がいることに

とても幸せな気持ちになり、

台湾に住みながら日本に向けてジュエリーをせっせと作る日々が始まったのでした。

 

思えば、その頃からNYのインディアンジュエリー店での経験により、

石の意味を真摯にお一人お一人にお伝えしていました。

当時は恋愛の話を聞くこともよくあり、

恋愛に効くと言われるローズクウォーツやピンクコーラルの石を使ったピアスが選ばれることも多く、

成就した方々から口コミでお問い合わせをいただいたり、

恋が叶うジュエリーとして女性誌に取り上げられたりもしました。

なんだかあれよあれよという間の展開で、とても不思議な気持ちになったことを思い出します。